ワクワクした日常をサポートする鍼灸マッサージ師のブログです。
今月の2冊目
【日本人が知らない漢方の力】
渡辺賢治著
私に補中益気湯を下さった患者さんが一緒に貸してくれた本です。
この方 漢方歴数十年のベテランさんで 毎日煎じ薬を飲んでいます。
詳しく聞いてはいませんが、かなりお高いことは、間違いないです。
そんな漢方薬も 今や保険適応のものが130種類を超えています。
私の風邪引きの選択肢は、まず 葛根湯です。 これ、学生の頃からです。
そのくらい身近でありながらも 漢方が危機的状況にあることは知りませんでした。
保険適応だから、安く手に入る の反対側の事情も含めて この本は書かれていました。
東洋医学だからできること
専門学校で、東洋医学を勉強したにもかかわらず、目の前のことにいっぱいいっぱいで、忘れていたことを思い出しました。
以下 グサっと とくに刺さったことろを抜粋しました。
✔︎西洋医学では「病気は悪いもの 打ち克たなければならならない」東洋医学では「病気とうまく付き合う」
✔︎病気の原因を追い、これを治すために戦う西洋医学に対し、東洋医学の興味の対象は、病気そのもよではなく、病をもつ患者であり そこに現れた反応。
✔︎東洋医学が自然との「共生」を根底に置くのに対し、西洋医学は「征服」を目指すものといいかえられる。つまり哲学が違う。
是非 読んでみてください!