ワクワクした日常をサポートする鍼灸マッサージ師のブログです。
経験したからこそ言えること
先日、クライアントさんとお話ししていて、
「がんになっていなかったら、今と何が変わっていると思いますか?」
そんな話になりまして
ク「う〜ん、病気をきっかけに好転したんだよね〜仕事もプライベートも」
そんな答えが返ってきました。
だから、同じ病気になった人から相談されても
「大丈夫よ👍」
って堂々とはっきり伝えているそうです。
ク「だって、やったことない人に言われたら、人ごとだと思って!ってなるけど、
私、二回もやってるし、こうして元気なんだから・・・説得力あるでしょ、あ、あちこち痛いけどね」
と、 私の施術を受けながら 話してくれました。
で、私自身はどうかというと、
私もいい方に人生変わってるなあと思います。
でも そんなに堂々と
「人生好転した!!」
って言えないのはなんでかな〜と 一個思いあたる節がありました。
治療後、間も無く 一人の人に
「がんになった人と、なってない人だったら、どっちから治療を受けたい?」
と、聞いたんです。
(こう聞いた時、私の体はヘロヘロで、回復できる兆しが見えていない頃だと思います。)
「そりゃあ、病気もない元気な人よね」
(ちなみに身内なので悪意は一ミリもないのは分かってます)
あっさりそう返ってきて、
(今ならそんなこと聞かないし、経験した「私」を変える事はできないし、
何より、今の方がずっといいと思ってます。)
それでも、この言葉がずっとどこかに引っかかっているんですね。
どこか、無意識に中に。
ただ、この世代の、いやこういってくれた人と【当たり前が、違うだけだな】。と。
だからここを気にしていたら、もったいないなと思ったわけです。
今の私だから、わかることは確実にあるし、
それを必要としてくれる人もいるし、
今後、不安を抱えている人がいたら堂々と、「大丈夫ですよ」
を伝えればいい、それだけだなと そんなことを思う経験者トークでした。
おまけ
クライアントさんからはもう一つ
「病気をしてから、私優しくなったよ」
とも言われたのですが・・・
想像するのはやめておこう。と心に決めた次第です・・・🤫