ワクワクした日常をサポートする鍼灸マッサージ師のブログです。
うちのおばあちゃん
我が祖母は 料理が上手な人でした。
踊りの上手な人でした。
そして、一人でよく海外旅行に行っていました。
私の記憶では いいイメージだけが残っています。
今度が23回忌なので、
20年以上前の話ですが、
20年よりずっと前から
当時としては まだあまり知られていなかった
若年性の認知症を患っていました。
どんどんわからなくなっていく祖母を見て
私の母は
「もう、しばらく会いにいかなくていいよ」
と私に言いました。
だから私に残っている記憶は 元気な頃のおばあちゃんです。
介護保険のない時代です。
20年以上前となると、
介護保険もまだありません。
高齢者施設も身近なものではありません。
最後まで自宅で介護していたのは叔母ですが、
叔母と、母が、一度 認知症の施設に見学に行ったことがありました。
ついてすぐに
「よく頑張りました。もう、苦労しなくていいですよ」
と、施設の方に声をかけれらたそうです。
しかし、
その施設を見学した
帰りの電車で、母と叔母は
「あんなところにおばあちゃんを預けられない」
と泣いたそうです。
それから20年以上がたち、
私のいとこが3人と、私。
介護に関わる仕事をしています。
おしまい