今日は一日 風が強いです。
往診先の患者さんのお宅で、窓を開けながらお灸をすえようとしても、全然火がつきません(>_<)
暑さを我慢するか、風と戦いながら治療するか…。
間をとってすこーしだけ窓を開けてやりました。 途中、お部屋で座布団が飛びました( ゚д゚)
さて、そんなスリリングな治療も終わり、外へ出ると ひとりのご老人が杖を二本持って、立ち往生しております。
私 「大丈夫で…」
ご婦人「ダメ!!!」
食い気味で、ダメアピールです。
そりゃ、そうですわ、この風のなか、ただでさえ 杖2つ使って歩くだけでも大変なのに、団地の間って、突風がそもそも多いですから。とても 危ないのです。
事情をお聞きすると、「眼医者に行きたいんだけど、お父さんに怒られて…」
とのこと。
とりあえず、事情は、よくわからないですが、「ここはいったん家に帰りましょう」と 説得するとこ10分。
その間に、もう一人 心配して出て来てくれました。
さらに四階から声がするなと、見上げると、先程のお灸の患者さん
「どうしたの? 家まで送ってあげてー」 と、強風で聞き取れませんがそんな感じでしょう。
「ガッテン承知です」 と心の中で返事をし、なんとか お家へ お連れしました。
ここで、私が思ったことは、
「ダメ!!」 といってくれた ご婦人が流石だなあと。
たぶん 80とか90歳に近い方だと思うんです。
大丈夫と言われても、やっぱり気になるじゃないですか。
ダメっていってくれたほうが、みんなハッピーです。
ありがとうございます😊