ワクワクした日常をサポートする鍼灸マッサージ師のブログです。
わしづかみ
新見正則先生の本を 少しずつ読んでいます。
今回の 【漢方外来ナンパ術】の 一節です。
もちろん西洋医学で治ればそれでいいのです。
漢方の併用で、西洋医学では治らない訴えが解決できたらそれもすばらしいのです。
でもそんな努力をしても治らないときもあります。
でも希望だけは用意してあげたいのです。
・・・
最後に ガシっと 心を鷲掴みにされました。
さて、
漢方は 漢字ばっかりで読めないと言っている私です。
(昨日はカタカナが苦手と・・・(/o\))
そんな私の 数少ない 漢方の引き出しにあるのが
「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)
足がつったとき(こむら返り)に服用している方が多いです。
寝る前に枕元に置いておいて
✅足がつったら飲む
または、
✅つりそうだから 寝る前に飲む
そんな服用の仕方をされています。
また、山登りが趣味の方は、お守り代わりにリュックに入れていくという方もいます。
でも、
ずっと不思議でした。
漢方なのに・・・
すぐ効くんです。
この 「芍薬甘草湯」は・・・
なるほど!
で、わかりました!!!
即効性の判断基準は 「薬味数」
つまり、漢方の構成生薬の数で 即効性を判断できるそうです。
ということで、
芍薬甘草湯の場合
「シャクヤク」+「カンゾウ」の 2味
超即効性というわけです。
なるほど、納得!!
・・・
※
ここで【大事なお知らせ】です。
即効性のある漢方は
「薬剤耐性」があります。
その薬に身体が慣れてしまって 効果が薄くなることです。
服用の仕方、大事です('◇')ゞ
薬味多!
反対に
薬味数の多いものが 体質改善などに使われていて、薬剤耐性を気にせず、長~く服用してじわじわ効いてくる感じの
ザ!漢方のイメージのやつというわけです。
抗肥満薬として 防風通聖散(ボウフウツウショウサン)が18味として 例に出ていました。
そうです。
そういうことです・・・・( 一一)
わかりやすい!!覚えやすい!!
でもでも、
なんか変だなと思ったら、ちゃんとお医者さんに伝えてください!!!
まとめ
この漢方外来ナンパ術
新見 正則先生
千福 貞博先生
坂崎 弘美先生
共通項は
【漢方の引き出しをもった先生】です。
それぞれの先生の外来でのナンパの様子が書かれています。
患者さんとお話する仕事をしている私にとって とても参考になりました。
患者さんとの信頼関係をどう築くか、ヒントがたくさんあります。