ワクワクした日常をサポートする鍼灸マッサージ師のブログです。
変化
1ヶ月弱入院して、筋力がすっかり落ちた患者さん。
マッサージ担当としては新しい目標を立てないといけません!
施設におられる方なので、目標設定はどうしましょう。と ケアマネさんに相談すると、
(ご本人での判断は難しい方です)
ケ「家族に聞いてください、昨日も転んでいるので」
私「………。」
(コノヒトハナンデスカ?)
(アタマカラミズカブリマスカ?)
ケ「歩けると思って立ち上がるの、ブレーキも忘れて」
とこのとでした。
(コノヤロー)を心に押し込めて、
患者さんのところに行って よく分かりました。
たしかに、初めての車椅子で漕ぎ方もよくわからない、認知症が進んでいて、新しいことを覚えるのに時間がかかることは、事実ですが、時間をかけて一緒に続ければいいだけです。
が、大問題は、
『ブレーキが、硬すぎてかけられない』
これは、いかんですよね。
自力でレバーを引けなければ、ブレーキはかかりません。
と、いうことは、
…
と、いうことですよね。。。
では、伝わる方に伝えよう!と、サクサク気持ちを切り替えます。
部外者の強みは、
組織の上下関係にとらわれず、
頼れる人、行動力のある人に、直で相談して、直ぐに行動して貰えることです。
フットワーク軽く、周りが見えている人は、なんとなくわかります。
そんな方たちは、施術者からの提案を喜んでくれるようにも感じます。
そして、間違いなく介護のプロです。
今回の場合は、
✅ブレーキが硬くて、自分でかけられない という問題を知って貰うこと。
✅ブレーキが少しでもかけやすいように、と、ブレーキがここにありますよ!を認識しやすくするために、
『ラップの芯みたいなやつ』をつかうのは、どうかという提案。
✅それを使うと患者さん自体は車椅子操作がしにくいかどうか、介護のプロからどう思うかの相談。
✅「今直ぐできるから、やるわ!」の、声と行動
トータル3分ぐらいです。
だから、
頼りになる人は忙しくなるんですよね…。
ありがとうございました!