ワクワクした日常をサポートする鍼灸マッサージ師のブログです。
注意はしていても・・・。
最近 訪問マッサージ先の施設で 転倒が続いています。
歩ける方でも、立位保持では倒れるケースや
車いすの方でも、おもむろに立ち上がり倒れたり、気がついたらベットから落ちていたり…。
それも見越して対応しているはずなのですが、すべてを防ぐことはできないのが現状ですし、無理な話だと思います。
先日も 施設へ伺った際に、体重測定をして、体重計に載ったまま後ろへ倒れるところへ出くわしました。
まず 慌てます。
しかし、ここで慌てるよりも、冷静に対応するしかないのです。
施設では、一番の身体の専門家は 『ナース』さんです。
こういう場合 一目散に駆けつけてくれる頼れる存在ですから、ナースさんに指示を仰ぐ。
これでいいと思います。
そして、介護さんは 転倒後の部屋の様子の改善点をもう一度確認してほしいと思います。
決して、マッサージ師に 掃除から洗濯まで頼ることなく・・・。
これが現実
そうです。現実は厳しいのです。
人手が足りなすぎます。
ひとりひとりをケアする時間がないし、やりきれないから 後でやることが増えていきます。
今いる場所に気持ちが向ききれないことも多いのではないかと思います。
ぶちまけた昼食をそのままにしてとか…。
原因は
【人がいない】からです。
部屋の片づけより、他の方の トイレ介助やバイタルチェック やるべきことに追われています。
この環境で 転倒を未然に防ぐ工夫は難しいと思います。
だから、
患者さんのその後の状態の変化に気を配ることと目の前にある、部屋の掃除と、患者さんの行動パターンを考慮した家具の配置の再確認、
これらがこの時の 優先的な問題解決です。
と、思うことにして…
マッサージ師+掃除担当の出番となるのです。
まとめ
『できる人がすればいいとは思うのです。』
しかし、これは その場しのぎにしかならないことなんです。
ってわかっていながら 放ってはおけない・・・。
良いことにまとめると
いつも以上に患者さんと話しながら作業して 転倒の恐怖感を少し減らせた気もしています。