ワクワクした日常をサポートする鍼灸マッサージ師のブログです。
むかしむかし
私が小学校低学年か それより少し前か、
何年か夏のイベントとして、豊島園のプールに連れて行ってもらっていました。
その近くに住んでいた 母の旧友家族のうちに泊めてもらうという、小旅行的な楽しい企画がありました。
ある夏、
よくは覚えていませんが
母が
「その肉団子食べちゃダメ、残しなさい」
と、旧友のおばさんが作った料理に対して私たち子供にそっと、でも、強めに伝えてきました。
「その肉団子、腐ってる」
と。
で、当時素直な子供達の私は、そのまま食べずに、、、
何事もなく・・・だったとは思います。
でも、
その後、
そのおばさんのところへも豊島園にも行くことがなくなりました。
(私たちが大きくなったからかもしれませんが)
あるとき
村上春樹さんの『ノルウェイの森』について、母が
「このモデル、(肉団子の)おばさんがモデルになったって本人が言ってるんだよ」
と。
…
真相は全く知る由もありませんが、
以降(きっと1987年頃から)、ずっと実家の本棚に置いてあったノルウェイの森を私が手に取ることもなく、
肉団子のおばさんがモデルになっている小説が、読みたいとは全然思わずに、大人になりました。
はあ、前置きが長い。
で、
小説禁止令を解いて、古本屋さんにいってみたら、どうしてか、突然、
「あ、読んでみようかな?」
と。
で、思ったことは、
「誰が、どの登場人物が、肉団子のおばさんなんだろうか?(笑)」
30年後に読むことになった本ですが、
子供の頃読んでも全然わからなかったですね。
なるようになる。
なるようにしか、ならない。
、
こんな時こそ、 気になっていた本をゆっくり読んでみるのも良いですね。
図書館は閉館のところが多いですが、古本屋さんで懐かしい本を読み返してみるのも楽しいかもしれません。