ワクワクした日常をサポートする鍼灸マッサージ師のブログです。
むくみ
むくみといえど、今回は【リンパ浮腫】のお話です。
リンパ浮腫って、身近にその症状で困っている方がいないと、なかなか実際のイメージが浮かびにくいものかと思います。
私は、
母が乳がんになり、乳房全摘と、リンパ節を取ったことにより、
その後遺症で リンパ浮腫が起こり得ると、言われた時に
「あ、それ習った気がする!」
ちょっと 思い出したくらいです。
・・・
そしてその時に
「もしリンパ浮腫になったら、ちゃんと勉強して やってね(治療を)」と母と約束したことは すごくよく覚えています。
しかしです( 一一)
その時点で、リンパ浮腫で困っていたわけではなかったので、私も改めて勉強しようとは、思わなかったのです。
「重い腰がなかなかあがらないんです。」
あれから
数年後
ある方の紹介で
「うちの奥さん リンパ浮腫なんだけど、みてくれない?」
と、かる〜く言われて
「どうぞ、来てください」
って
これまた かる〜く返したのが 良くも悪くも己を知るキッカケになりました。
まさに
正直・・・
・・・
『何もできない』
・・・
左側だけ脚全体が、腫れてパンパン、 熱もあり真っ赤な状態。
「何もできないし、何していいのかわからない」
そうです。
あのとき 重い腰を上げなかったからです。
経緯
こちらの患者さんは、
私のとこへ来てくれたのが、オペ後、6年でした。
でも、もう最初のころから太ももは太くなっていたような気がする・・・。と。
病院ではリンパ浮腫のケアまで診てもらえない実情もあったり、リンパマッサージといったらゴリゴリ系のイメージだったり・・・。
その時は、たしか、中耳炎から、脚の腫れがひどくなってきたとか、そんなキッカケだったと思います。
…そこで、
一回 旦那様(ご紹介者)を交えて、お話合いをもちました。
だって ・・・
何もできないし😅
まず、患者さんには 病院へ行ってもらうよう説得しました。(説明ではなく 説得です、これが一番時間がかかりました)ちゃんとしたリンパ浮腫の専門機関です。
私の方は
リンパ浮腫の資格ができるような動きがある時期だったので、学校へ行きます!と、宣言しました。
もう正直にお話し、他で見てもらうのも勧めつつ、これはちゃんと勉強するときが来たなと、思いました。
その上で「勉強しながら見てもらえるならそうしてほしい」と、なんとも太っ腹な回答をいただき、一緒に試行錯誤がはじまったのです。
・・・
リンパ浮腫って、一生上手にお付き合いする症状のひとつですから、患者さん自身がしっかり向き合えるのが理想です。
この分野の専門的知識のない、私の勉強時間を待ってくれて(腫れてなにもできないですが)ながら、病院の先生の指示に従ってご自身でケアしつつ、情報をたくさん下さいました。
学びながら インプットと、アウトプットが常にできる状態 かつ、学びながらだからこそ、専門家に質問できる状況に自分がいたことが、病院に属さない 私にとっては かなりありがたいと環境でした。
そんなわけで、
早、8年くらいでしょうか?すっかり落ち着いた 左脚は それはもちろん左右を比べると 差は見てわかります。
それでも
患者さん自身の変化は
◯ロングスカートだけではなく、スボンを履くようになりました!
(これ、かなり ハードルの高いことです。見た目を気にしている、オシャレな方にはとくに)
→ ぱっと見わからない、しかも、オシャレに着こなすので 新鮮でかわいいです👍
◯ハイヒールは履かなくなりました。
(足への負担が大きいですから)
→ そうでしょ、スニーカーじゃなくても、ヒールのない靴もいろいろありますから。
◯「飛行機はダメよね」と、自分で言っていたのに 最近 国内旅行を飛行機を使って楽しんでます。
(気圧の関係でどうしてもむくみやすく長時間は避けたいところです)
→機内で トイレに行ってくださいね(ちょっとでも、動いてくださいね)
…
私ができるのは →的な、感じの アドバイスです。
・・・
長いので 後編へつづく(;´・ω・)