カラダが楽っていいよね!!を伝え、実践し、ワクワクした日常へのサポートをしている鍼灸マッサージ師のブログです。
胆経
11月は 少陽胆経(しょうようたんけい)です。
唐突です(笑)
少陽胆経は「十二経脈(じゅうにけいみゃく)」のうちの一つです。
かる~く解説
人体のいたるところに 「経絡(けいらく)」(「道」でイメージしてください)
が張り巡らされていて、臓腑、器官、組織を連絡してくれています。
そして その経絡という道の 要所要所に (関所のイメージ)経穴(ツボ)があります。
治療でツボを使うときに
私が、イメージしやすかったもので例えると
「足の三里」は 松尾芭蕉が 灸をすえてと詠んだことでもでも有名な 「経穴(ツボ)」ですが、
以前 何かのテレビで 「足の三里」に鍼を刺すことで、胃下垂の治療をするというのがありました。
胃の動きを エコー画像で観察しながら 鍼を刺入していき 胃の動き、変化を見るというものです。
結果は見事に、鍼を刺すことによって 下垂していた胃が 上へあがりました。
「これこれ!!」
・・・
なにが言いたいかというと、「足の三里」は 陽明胃経という経絡上にある経穴(ツボ)のひとつです。
経絡でつながっているから、関所である経穴(ツボ)への刺激で、実際に 胃に影響を及ぼすという考えです。
かる~く経絡とは・・・
ちなみに
「経絡(けいらく)」とは 人体を流れている道の総称。
ざっくり「道」です。
それが、「経脈(けいみゃく)」と「絡脈(らくみゃく)」に分けられます。
(私がざっくり理解しているだけとも言えますが・・・そこは触れずに・・・)
「経脈」は 人体の主要な部分の連絡通路で 縦に走る道。(高速道路のイメージ)
「絡脈」は 経脈から出て 表裏をつないだり 細かいところまで張り巡らされている道。
(一般道または裏道のようなイメージ)
話は戻って・・・
その高速道路にあたる 12本の経脈(縦の道)を、
毎月1本ずつ勉強することにしています。
コツは、
「脱完璧主義」。
もう 完璧になんて無理!!とも思いますし、
そもそも学校で覚えたときは 受験用の勉強。
試験にでるツボを 暗記しました。
だから 全体がよくわかっていなかったのです。
しかも、12本もあったら、最初の3本目くらいで 飽きてしまいます。
そして、試験に出るとこだけ覚えるという ありがちな手段に出てしまいます。
なので、全体的に 「さら~っと」 一年かけておさらいするって
とっても効率よく、忘れても また来年思い出すきっかけがあるので このやり方がちょうどいいのです。
そして、
かれこれ 20年前
専門学校で習ったツボ(経穴)と位置と ちがう!!
なんなら、数も違う!!
もしかしたら、これからも変わるかもしれない!!!
そして、人それぞれ 身体の大きさが違う。
だから、そんなに几帳面にならないこと。(全体をみること)
ここ↑が、肝心です。(自分に言い聞かせています)
胆経をざっくり
少陽胆経は 全部で44個(経穴マップ参照)です。
目の外側に始まって 頭の横(側頭部)を右往左往して、体の横側を通って、足の指先で終わる。
なかなか、受験生を悩ませる経絡です。
しかも漢字がムズイ。
頷厭(がんえん) とか懸釐(けんり)とか 足竅陰(あしきょういん)とか
でも、使っているんです。
毎日の治療のなかで 胆経。
その流れをもう一度おさらいする。
アウトプットの場があるからこそ、おさらいのインプットは大切です。